ヘッドパーツ交換は専用の工具が有れば自分で出来ない事も無いのですが、必要な種類が多い為に安めの物でも一式揃えると結構なお値段になります。調べるとホームセンターで手に入る塩ビパイプ、長いボルト、ナット、ワッシャー、プレート等で工具類を自作して安上がりに済ませることも出来るようですが、大事な絶版フレームなので今回は素直にショップに任せる事にしました。
お願いしたのは大和市つきみ野にあるサニーデイサイクルさん。お店はこじんまりとしてますが店員さんの感じが良く、話をした翌日の夜にフレームを預けて来ました。パーツの取り寄せに少し時間が掛かりましたが、無事に出来上がって昨夜受け取って来ました。ついでに防犯登録も済ませました。
交換したパーツはタンゲのFL-250Cで、旧車に多い1インチスレッド用です。カタログスペックでは93g。部品取り寄せの前に実物を外してサイズを確認してもらったのですが、フレーム側上下30.2/フォーク側26.4のイタリアン(ITA)でした。RD-1000はフレーム側はITAでフォークのクラウンレース部分のみJIS(27.0)の混成仕様だった筈なので、全く同じフレームだと思っていましたがフォーク側には微妙に仕様変更が有ったようです。(または、長期不良在庫で部品取りにされた形跡が有るので安いヘッドパーツにすげ替える際に元の自転車屋が加工した可能性も。)もしフォーク側だけJISなら削り加工でITAにして貰う段取りでしたが、不要だったので助かりました。
サイクルベースあさひの解説ページ
色は悩みましたが元の黒からシルバーに変えました。仕上がりは外観と動作の両方共に良好、交換して良かったです。折角なのでタンゲのラインナップに有るうちで廉価なボールベアリング部がリテーナーのタイプではなくよりモダンなカートリッジベアリングのタイプに変えたのですが、動きがしっとりしていて良い感触です。
多少お金と時間は掛かりましたが組み上げてしまってからではきっと交換するのが面倒になっていた筈なので、最初に済ませてしまって良かったです。これで心置きなく旧フレームからのパーツの移植作業に移ることが出来ます。
パーツ代金 3990円
工賃 2000円(パーツ購入の場合)
防犯登録 500円
期間 およそ2週間
交換前
交換後
外した鉄製のヘッドパーツ
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