今年は29日で仕事納めでした。その後都内に住む叔母を車で迎えに行き、夕食は近くのいつもの味噌ラーメンのお店へ。1年間お疲れ様でしたー。
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近所の味噌ラーメン専門店、田所商店さんで仕事納めの晩御飯を。 |
30と31日の年の瀬は自宅で大掃除など。油汚れにセスキウォーターが大活躍。
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年の瀬の大掃除 |
合間に叔母宅から預かってきたオーディオ(当時風に言うと『ステレオ』)のコンポーネントを修理しました。SONY製の80年代前半の製品でリバティ(Liberty)CD V10という商品名のセット販売のシステムコンポです。主な使用目的はアナログレコードの視聴です。現物はアンプの一部に異常があり、小音量時に音が途切れたり片方からしか出なかったりする状態でした。この症状は古いオーディオ製品では良くあるもので、調べると多くは電源投入時のスピーカー保護のために入れてある「リレー」素子の劣化が原因とのことです。自分も過去に同様の経験をしています。実際に現物で調べてみてもその通りで、今回はお手軽にリレーのカバーを外して接点の洗浄を行うことで一応は機能が回復しました。出来れば部品ごと新品交換したいところですが松下製のこの型番(AW6954 HB2a-DC24V-S)は遠い昔に廃盤になっており、後のパナソニック製で代用可能な製品(HB2E-24V)を見つけましたがそちらもかなり前(00年代初頭)に廃盤の様子。一応ヤフオクに出ているのは見つけたので、取り敢えず入手しておいて様子を見て症状が再発するようなら次回に改めて交換するつもりです。
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80'sバブル期のバブリーコンポ、SONY リバティCD V10。 1984年2月登場で当時の定価139,000円とのことです。 |
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小音量時の音の途切れはこのリレーが原因でした。 |
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外したリレーのカバー。この型番は遠い昔に廃盤になっていましたが、 パナのHB2E-24Vがピン互換で使えそうなので試してみます。 |
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昭和の時代の設計で、比較的にオーソドックスな構成のようです。 他に電解コンデンサーも寿命が短く音質面では交換した方が良いのですが、外観上で電解液漏れなどの明らかに不良なものは無く、数が多くて大変なのと費用も掛かるので今回は見送りました。 |
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シャーシ底面にはメンテ用のハッチが設けられており、 部品交換が行いやすく配慮されています。
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問題のリレーはRY401の部品番号です |
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窓際に設置しました |
余談その1 英語版ですが修理用のサービスマニュアルがネット上に上がっており、驚くべきことに分解手順からブロックダイヤグラム、回路図、パーツリストに至るまで本製品に関わる技術要素のほぼ全てが詳細に網羅されていました。当時は基板上の部品単体での交換を行う修理がまだ一般的だったので、そのために用意された資料のようです。大変読み応えがありました。