2020年6月20日土曜日

VTR250 ウインカースイッチのメンテナンス

VTRの左側のハンドルスイッチボックスのウインカー部分のメンテナンスを行いました。

これまでの経緯

  1. 2ー3年前くらいから、ウインカースイッチの左右切り替え時やプッシュ操作によるキャンセルなどがスムーズに動かなくなってきました。
  2. 経年劣化によるグリス固着が原因と考え、隙間からパーツクリーナーや接点復活剤を吹く。
  3. 操作時のフィーリングはさほど改善されないままでしたが、その後暫くは普通に使えていたので放っていました。
  4. この春から乗る機会が増えたせいもあるのか、少し前から操作時に遅れて動き始めたり怪しい挙動が出始めました。
  5. その後暫くして、今度は右のウインカーの点滅動作自体が効かなくなり始めました。困りました。
  6. ここで初めて左スイッチボックスを開腹しましたが、周辺部品はバラせたものの、底に取り付けられたスイッチ自体にネジがなく外し方が分かりません。
  7. 仕方なくまた隙間からパーツクリーナーを吹いて何度か動かして接点を洗浄することで一時的に機能が回復しましたが、その後暫くするとまた再発するのを繰り返していました。
  8. 先週ついに走行中に効かなくなり人生初めての手旗信号を実践するに至ったので(!)、今週末きちっと整備するべく開け直しました。
  9. 6の時にも外した周辺部品を取り除いてよく観察したところ、周辺部品の取り外し時点でスイッチの固定は解除されており、配線ごと持ち上げたら外れることが判明して無事にスイッチ内部にアクセス出来ました。
  10. 出来る限り分解してパーツの洗浄を行い、シリコングリスを塗布して再度組み上げました。
これでなんとか元に戻すことが出来ました。観察は大事ですね。人生初の手旗信号はちょっとした羞恥プレイでしたし、周囲の車両に意図が伝わっていたのかまったく不明です。左手で右折の動作は肘を折り曲げて手を上に上げるような格好ですが、単に手を挙げて挨拶している気さくな人のように思われたのではないかと今更ながら心配です。

ラッチ動作用のボールが裏からスプリングで押さえられているのですが、スイッチ取り外しの際に落としたようで見当たらず焦りました。無事に見つかって組み戻せたので良かったですが、日没間際に作業するのは止めようと誓いを新たにしました。(懲りてない)

騙し騙しでやっていた頃の図。都合4ー5回は開けた気がします。

6/20 観察の甲斐あって今回は接点までアクセス出来ました。

周辺部品とまとめて。白い樹脂部品に組み込まれた接点は裏側に仕込まれたスプリングで押し出される構造になっており、メンテさえすれば長期に渡って安定して使えそうな仕組みになっていることに感心しました。

途中で行方不明となった玉。RC用のボールデフの玉で代用しようかと真剣に考えましたが、その後無事に発見されました。危ない危ない。

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