2018年11月4日日曜日

初代アルティマのレストア

時が経つのは早く、YRオーナーさん所有の初代アルティマを昨秋の第11回V.C.の時にお預かりしてレストアの約束をしてから既に1年が経過してしまいました。第13回の今回で最後との事前情報もあり、とにかく間に合わせなくては!という強い使命感に駆られて重い腰を上げて作業しました。


制作期間およそ1週間(短っ)、イベント前日の金曜日は有休を使って取り組んで(リアルダメンズ)、ようやく半完成と言ったところです。剥離のみで未塗装のボディやアップグレード予定だったダンパーなどまだ途中の部分が多く心残りですが、お預かりから時間が経っていることもあって今回で一旦区切りをつけてオーナーさんの手元に戻すことにしました。…といいつつ、幾つかのパーツは先々ひっそりこっそりと交換したいなと企んでいます。

お渡ししたところそれなりには喜んで頂けたので良かったです。





元の車体


実はメカデッキ前半部分で折れているのですが、かなり巧妙に補修してありました。
中央部の標準のバッテリー横置きの時の張り出し部分が削られており、別のプレートを貼り付けてありました。
始めJGの社外品でリプレースする予定でしたが、純正でないステアリングロッドの取り回しと干渉したので
止むを得ずその部分の開口部が大きい樹脂製のノーマルメカプレートで誤魔化しました。
時間があればロッドを変えて干渉を避けた上でJGのプレートにしたかったのですが…これも今後の課題です



今回金属部品の研磨には3種類の研磨用スポンジを使いました。始め細目一本で試し、
走行傷が目立って今ひとつだったので中目〜細目〜極細目でやり直しました。
走るとまた傷も付くので程々で妥協します。

商品名はミガキロンZ、中目(茶)#240-280、細目(緑)#600-800、極細目(青)#1200-1500相当です


ルーフ付きボディは別に落札。塗装は運良く筆塗りでした。


ルーフの金属部分 傷も少なく良好でした。


バラシ中


ボディは筆塗りだったのでイソプロピルアルコールが主成分の水抜き剤に漬けてみました。
写真のものはオートバックスで1本300円くらいでした。


1-2時間で塗膜が柔らかくなり剥がせる状態になりました。
ポリカの白濁は起きませんでしたが、写真の赤い100均棒の方は作業中に折れたので
樹脂の種類によっては攻撃を受けるようです。


研磨スポンジの中目ー細目ー極細目まで掛けてから、メタルポリッシュで仕上げ


走行傷と磨き傷が残っているので完璧とは言えない仕上がりですが妥協しました


ボディ剥離後


割と綺麗に落とせたように思います(主観)


出発時刻が迫る中、なんとか2駆の走りの肝なボールデフもメンテしました。
バラしたところスラストプレートの片側がデフアクスルに固着していたので
こちらも一部妥協して仕上げました。これも次回のメンテ時にでも部品交換で直したいです。


持参前に写真を撮り忘れたので、現地で再びお借りして撮りました。
走行状態までもう一息な感じです。


今回の私のメインはほぼこれだったので、無事に納品することができて一安心でした。

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