2007年末に購入して長らく使ってきたiMac Mid2007ですが、数年前からGPUに起因する不定期の画面フリーズ・ハングアップに悩まされるようになり、その度ごとにLAN上の他のマシンからsshでリモートログインしてsudo rebootで再起動していました。1-2回分解して清掃とサーマルグリスの塗り替えなどを行いましたが症状は改善せず。dmesgやシステムログのエラーメッセージの内容と、併用していたBootCampのWin7Proでも起きていることから、OSやドライバの問題ではなくハードウェアに原因があるのも確認済みです。これまでは数日に1回程度の頻度だったのでだましだましの形で延命を続けていましたが、昨年秋にOSXのバージョンをサポートの終わった10.6系から最新の10.10系に上げたところ、発生頻度が増加してかなり苦しい状況に。
このような状況でしたので、丸7年使って8年目に入る今年のお正月に買い替えを決意しました。同じiMacが第一候補でしたが、あれこれと思い悩んだ末に以下の構成になりました。昨年10月に2年ぶりにモデルチェンジした
Mac Mini Late2014の3グレード中真ん中のモデルの標準構成(通称竹の吊るし)と、DELLの低価格23.8インチ4kディスプレイ
P2415Qとの組み合わせです。キーボード&マウスは以前からのものをそのまま継続使用。Miniはヤマダ実店舗の新春セールでポイント15%付き、モニタは品薄だったので在庫のあったヨドバシのネット通販でそれぞれ購入しました。今回還元されたポイント分を引くと実質で合計約12万円で、過去に溜めていたポイントを約4万円分使ったので今回の支払額は8万円ほどで収まりました。5万円台でWinノートPCが買える昨今ですから贅沢といえば贅沢ですが、使い慣れた環境の心地よさは自宅用マシンとして何物にも代えがたいです。また5k iMacの半額以下で高解像度デスクトップ環境が手に入るのも魅力です。
本体とモニタとの接続はP2415Q付属のmDPーDPケーブル経由で行い、余ったHDMIポートはFHD TVに接続しています。フル解像度で3840x2160の4kディスプレイを、OSXの解像度非依存描画機能(HiDPI)を使ってFull HD(1920x1080)相当領域で使っています。この場合同サイズのFHDモニタとメニューやウインドウサイズなどのUI要素の大きさは一緒で倍密度描画になるので、操作性を確保しつつ文字や画像などのコンテンツが高精細化される恩恵を受けることが出来ます。Miniの内蔵GPU側の制約で4kは30Hzのリフレッシュレートに限定されますが、ゲームをやらないのと既存の大半の動画は30Hzなので今のところは実用上の問題は特に感じていません。Youtubeの4k動画もOK。
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以前の環境 iMac Mid2007 |
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新環境 Mac Mini Late2014 |
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Dellの4kモニタ P2415Q |
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HiDPI有効の1920x1080で使用 |
iPhoneやiPadのRetinaディスプレイを経験していればお分かりと思いますが、文字の綺麗さ、読みやすさは圧倒的です。PCの4kはまだ立ち上がり中の市場なので待てるなら待ったほうがいいかもしれませんが、思い切って先行投資してみて良かったです。
詳細はまた後日に。