2019年8月16日金曜日

ノートPCのメンテ

お盆後半は台風10号の接近に伴う悪天候でしたので、その間は別の作業をしていました。隣に住む親戚宅のノートPCのOSがWindows7でサポート終了間近なので少し前からそのご相談を受けており、まず実機をお預かりして状況の確認。現在のところ主にブラウザで生協の宅配サービスを利用する程度とのことでしたので、旧環境をほぼ引き継がずに内蔵2.5インチドライブの交換によるSSD化とWindows10の新規インストールを行うことにしました。

年式にもよると思うのですが、BIOSにライセンス情報を持っている大手メーカー製のWin7プリインストール機の場合は、MSの公式アナウンスによる無償アップグレードキャンペーンが終わった今でも実は対応出来る状態が続いているようで、本機も10のインストール後は無事に「デジタルライセンス認証済み」の状態になりました。

機種 東芝製Dynabook Qosmio Q65, Core i5 M450 2.4GHz 2C4T, Mem 4GB, HDD 500GB
201010月購入

OS: Windows7 Home Premium SP1/ 32Bit
OS: Windows10 Home 1903/ 32Bit ライセンス認証はOK

内蔵データドライブの換装
日立製HDD500GBからCrucialSDD240GBに換装

<作業手順>
1. データバックアップ
Windows7のシステム標準のバックアップ作成機能を利用しました。10にも互換性維持のためにこの機能は残されているので、バックアップから必要なデータを選んで書き戻すことができます。

2. USBメモリにインストーラを作成
MS公式のWindows10配布サイトからMedia Creation ToolをDLして手持ちのUSB2.0 8GBのフラッシュメモリにインストーラを作成しました。OSは現在64Bit版が主流ですが、古いハードであることと搭載メモリ4GBを考慮して今回は32Bit版にしました。

3. 内蔵ドライブの換装 外した元ドライブは日立HDSTの500GB、交換したドライブはCrucial製BX500の240GBで今年の1月に別のPC用に購入したものを流用しました。交換後のベンチマーク計測ではシーケンシャルのR/W共に300-400MB/s程度でそれほど速くはありませんが体感は大幅に向上しました。

4. Win10のインストール
年式の古いこの機種に限った話と思われますが、ドライブの起動順序を途中で2回変える操作が必要でした。まずBIOSの設定でUSBメモリを起動順の最初にしてインストールを行いましたが、再起動後もまたインストールの画面に戻ってしまい上手く行きません。そこでインストール後の再起動の段階でもう一度BIOS画面に入り起動順序を変更してSSD優先にしたところ上手く行きました。インストール途中に尋ねられるアクティベーションコードの入力画面では「ライセンス無し」を選択してスキップしますが、インストール完了後のライセンス表示では認証済みとなっていました。


元環境 Win7 Home Premium SP1

SSDに換装

Win10インストール後

 1903/32Bit
旧環境への上書きインストールではないためプリインストールのアプリや搭載されていたTV視聴機能等は利用できなくなりますが、取り敢えずオフィスはフリーのLibre Officeで代用しました。現行機種には遠く及びませんが軽用途での動作には必要十分な速さで、旧機種の延命には悪くない選択肢かと思います。

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