Radac RD-1000 再改修その3 ほぼ完成

当時の標準装備だったシマノ62系New 600EX-SIS(アルテグラの先祖)のオリジナルパーツをなるべく多く使ったクラシック仕様、もう少しで完成。新たに取り付けたFDやクランクも近い年代の物を選んだ御陰で見た目的に全体と違和感が無く、割と理想に近い形に仕上がりそうです。

Radac RD-1000 3x6s仕様
以下、先週の作業内容などをダイジェストでご紹介。

ワイヤー類はWレバー左は以前のままで社外製のPTFEコート黒、リア変速は社外製シルバーアウターとTX50付属品、ブレーキはシマノ純正のアウターとステンレスワイヤーをそれぞれ使用しました。ブレーキワイヤーはハンドル外側這わしに取り回しを変えた効果か、以前よりもスムーズになったようです。一方でシングルピポットキャリパーで重要な綺麗なワイヤーのカーブを描ける「左前/右後ろブレーキ」仕様は継続しました。(これは私が元々左利きなのも理由の一つです)

FC-MT60クランクは軸長116mmのBBとの組み合せでQ Factor=158mm前後になりました。現行ロードトリプルのFC-5703はQ=156mmですから、それより片側で1mm広い程度です。

 FC-MT60クランクのレストア完了

 左右 766g

 110.5mmBBではフレームと干渉

 オリジナルのダブルクランク用のカップ&コーン式BBが116mmだったので再投入

 取り付け カップ&コーンなので左側の締め込み加減で玉当たりを調整し、外側のロックリングで固定します
蟹目とフックの2種類のレンチが必要

 スクエアテーパー方式のクランクの場合、締め込みトルクの大小はチェーンラインに影響するので、今回は真面目にトルクレンチを使用しました
締め付けトルクはシマノ製スクエアテーパークランクで一般的な35Nmに設定

 チェーンラインの実測
トリプルなのでミドルギア中心ーフレーム中心の距離を測ります
これとリアスプロケの中心ーフレーム中心距離の値が近ければOKです
測定結果はほぼ同じ値で問題無しと判断

 インナー固定ボルトとフレームとのクリアランスに余裕が無いので、
これ以上短い軸長のBBでQを下げるのは多分無理ですね
手持ちでぴったりに合ってくれて一安心

 前変速はWレバー左を使います
「滑らせない」効果の有るRC用のボールデフグリスを試しに使ってみましたが、グリップし過ぎで操作が重くなったので止めて結局モリブデングリスにしました

 オリジナルのシングルピポットブレーキキャリパーBR-6208前後を分解整備
FLのテフロングリスでグリスアップしました
ワッシャー類はペーパーで研いで段差を消しました

 リターンスプリングのテンションが強過ぎなのが悩みの種だったので、片側をバイスで固定しつつ反対側をプライヤーで曲げて幅を狭め、初期荷重の設定を下げました
実測で80mmから75mmくらいに
曲げ過ぎはスプリングホルダーから外れる可能性が出るので避けた方が賢明です

 組み上げ
ガタを最小限にしつつスムーズに動く位置に調整

 今回使用するシマノの現行用6速サム(親指)シフターSL-TX50-6R
92g

 内側に取り付けるシフターにブレーキワイヤーが干渉するため、レバーを左右入れ替えてブレーキワイヤーの取り回しを外回しに変更しました
フードも合わせて左右入れ替え

 シフトレバーの追加工
ドリルで4mm穴を空けて

 押し下げの最後の方で指が届きにくかったので、ホームセンターで入手したノブを取り付けました
色々なデザインの製品が有るのでお好みでチョイスが可能

 リア変速
ロー側へのシフトダウン時はレバーを押し下げる操作
数段まとめての一気変速も可能

 トップ側へはリリースボタンを親指の付け根の辺りで押し込むと1段ずつ移動します

 チェーンはKMCのZ7シルバー
16リンク余ったのでちょうど100リンク使った計算になります
前22T差+後ろ8T差の合計30T差でRDのトータルキャパシティ28Tを超えているので、今回はインナートップ側を優先して2リンク本来より短くしてあります
この状態でアウターローにも変速は可能ですが、RDケージの角度がぎりぎりなので極力使わない方向で

余った分
7回交換すると余りで1回分になる計算(笑)

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