2012年4月27日金曜日

RCメンテ オプティマPRO 続き

駆動系の次は脚周り。フロントユニバとベアリングが固着しており外すのに悪戦苦闘。どの段階でそうなったのかは不明ですが、恐らく走行後に泥等付いたまま機密性の高い袋の中で湿気を閉じ込めてしまったのが原因っぽいです。保管方法を見直すのと、組む時に軽く油脂分を与えて固着を防ぐ工夫が必要かも。結局ナックルを諦めてハンマーで叩いて衝撃を与えて外しました。

脚周りは遊びがかなり多めになっていたので、シムを入れて軽くガタ取りしつつ組みました。このマシンは恐らく100ー200パック程度走行してますが脚周りの破損は一度も無いので頑丈です。その代わりにシャシーに使われているアルミの板材は大きなクラッシュで簡単に曲がるので要注意ですが、その都度適当に曲げ直して誤魔化しています。リアのダンパーステーのプレートは以前からジャンプ失敗で前転して良く曲げていたので、そこだけは社外のFRP製に置き換えました。

脚周り完成

フロントビュー


次はダンパーメンテ。前回いつ作業したのか全く記憶に有りません。
開腹してみると、ダイヤフラムが出て来ました。自分はかなり前から旧車のダンパーも全てエアレーションで組むようにしていた筈なのですが、これはそれ以前に組んだ物のようです。トントンでの走行会などで車体が跳ね気味な挙動が出ていて不満が有ったのですが、オイルが硬いだけでなくてこのことも原因の一つだったのかもしれません。

京商の古いプレッシャータイプのダンパーをエアレーションで組む時の手順をご紹介。
・ダイヤフラムの代わりになるシール用のOリングを入手します。自分は京商のダンパー用Mサイズを使ってます。
・普通通りにメンテしてダンパーオイルを適量入れエア抜きを行います。
・エア抜き後更にオイルをシリンダーの上面摺り切りくらいまで注ぎます。
・ダイヤフラムの位置に代わりのOリングをセットします。
・キャップを乗せて止まるところまでゆっくりと締め込み、1/2回転戻します。
・ショックシャフトをゆっくり押し上げ、余計な空気とオイルを排出します。
・押し込む量は下部のねじ切り直前くらいまで。
・キャップを締めて完成。

慣れると超簡単です。エアレーション組みが前提のダンパーでは空気やオイルの通り道になる溝が切られていますがそれは無いので、キャップ締めやシャフトの押し込みはゆっくり目に作業するのがコツです。この組み方だと若干エア多めになる(ストロークの最後の方で空気音が出る)ので、好みによってはキャップ側にも予めオイルを注いでおいてさっとひっくり返して乗せるようにする方法も有ります。

ダンパーの整備 エアレーション組みに変更

このダンパー(90年代前半のエクアライザー)のキャップは黒が標準ですが、色違いのOPパーツが幾つか出ていたのでそれを使ってます。ピストンはRB-Rの頃の物を流用して2駆と同様に前2C/後ろ2B、オイルは今回前400後ろ350。OリングはXリング赤ですが新品の手持ちが見当たらなかったのでRB5のメンテ時に出た使い古しで誤魔化しましたが割とスムーズな動きに組み上がりました。エクアライザーの後ろ用Lサイズは長めなのでインナースペーサーを6mm入れてあります。

最後にメカ積みを行って完成。FM40Mで旧KOコネクター仕様だった旧メカは全て下ろし、2.4Gで使うのを前提に新しめの物と入れ替えました。新サーボは以前購入したエンルート製の割安デジタル、DHCMです。ステアリングのリンケージ周りは空物のパーツを使ってキット標準とは若干異なるやり方で組んであります。
メカ積み後

サーボとステアリングリンケージ

このマシンは以前の走行会でのクラッシュ時に曲がったフロント周りを切り詰めてショートオーバーハング化してあります。ノーマルのバンパーは格好良いのですがジャンプの前下がり着地で引っ掛かるのでその対策を兼ねてます。バンパーには旧ベルトレーザー系のものを小加工して流用してます。下部が出っ張り気味だったので今回リューターで適当に削りました。
ショートノーズ化したフロント周り

これで久しぶりに復活しました。メンテしなさ過ぎでトラブルの発見が遅れたのが反省点です。

2007年春の走行動画を再掲。後半にオププロが映ってます。

RC Car Movie at Tonton Land, Apr/01/2007 from Kenta Kitanami on Vimeo.

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