2011年12月2日金曜日

MTB メンテ

去年秋にMTBをフル整備して以来境川CRの走行などでかなりの距離を乗ったので、先週末およそ1年ぶりにちゃんとしたメンテナンスを行いました。少し前からフロント側の変速に問題が有り、前3枚のインナーにギアが落ちなくなっていたのでその調整を兼ねてです。

この変速に関する問題は直ぐに解決しました。FDの取り付け位置と角度の微調整の為に、まず邪魔になるボトルゲージを外しワイヤーとFDの固定バンドを順に緩め、位置を微調整して固定した後でメンテマニュアルの指示に従いストロークの再調整を行いました。この時点では問題無くインナーに落ちるのに、全て元に戻して気が付くとまた問題が再発。何故?とよく見たらボトルゲージとFDがインナー変速時に干渉しておりそれが原因でした。よってボトルゲージをレイダックに取り付けているものと入れ替えて無事解決。(写真は交換後)
この部分がインナーの位置で干渉してました
 次にブレーキワイヤーの交換。去年のメンテ時にはシフトワイヤーしか変えなかったので、今回は新品に交換。交換前も引き自体は軽かったのでアウターは換えませんでしたが、180度回転させて擦れる部分を変える小技を使いました(カーブしている内側が主に擦れます)。
シマノ純正のステンレスワイヤー
次いで前後ハブのグリスアップと玉当たりの調整。昨年は気力と時間の都合で前しかやらなかったので今回は前後とも行いました。前は問題無しでしたがグリスが若干劣化していたようなので清掃後に再塗布。FLのテフロングリスは柔らかめの代わりに耐久性はそれほど高くないのかも。後ろ側は開ける前の感触では妙にするするで玉当たりが緩い感じでしたが、開けてみたら予感的中で左の玉押しがダメージを受けていました。使い込んで緩くなって来た状態でMTB的な跳んだり撥ねたりの負荷が掛かった時に欠けが生じたようです。要交換ですがショップに在庫が無かったのでベアリング玉と一緒に取り寄せを依頼し、取り敢えず清掃とグリスだけ入れ替えて組み戻しました。ここは入手次第交換します。

思い返してみると、走行中に強いトルクを掛けた時にごく稀にカキン!という音がどこからか聞こえて来て、何となくチェーンの歯跳びかと思ってましたが、よく考えるとこれが原因だった様子。同様の症状が有る人は一度軸受け周りをチェックする事をお勧めします。シマノのMTB用センターロックディスクハブHB/FH-M495のベアリングは前3/16インチx20個,後ろ1/4インチx18個でDeoreや他のハブもほぼ共通サイズのようです。玉抑えはハブによってシール部の構造が異なるので、分解図で確認して型番を調べてから注文しました。
一部ダメージ有り、要交換

グリスはたっぷり入れてます、軽さより耐久性
 次はボトムブラケット(BB)の交換。使い古した純正部品もまだ引っ掛かりも無く正常に回りますがグリス感が薄く若干かさかさした感触になっていました。サイコンを取り付ける前の期間が長く総走行距離は不明ですが恐らく5000ー7000kmくらい。交換した丹下の社外品カートリッジBB(LN7922 68-110)は質感も回転も共に良好で、旧式のスクエアテーパー(クランク取付部が四角い形状のもの)の中ではかなりお勧めです。取り付けてみたところグリスのしっとり感と回りの軽さが程良く両立していて気持ちよく乗れそう。換えて良かったです。
上は交換前のシマノUN25、下は交換後の丹下

組み付け後、なかなか良い感じです

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