2011年9月1日木曜日

RADAC レストアその1 洗車&各部の状況確認

日曜日にまずは洗車。室内に持ち込む前に野外で出来る限り汚れを落としておきます。同時に各部の状態や動作を確認し、交換する部品をリストアップして購入します。また分解前に各部の写真を撮る事で組み立て時の確認にも役に立ちます。

車両の状態は年式相応と言ったところ。カバーを掛けて軒先に置く室外保管の時期も有ったようで細部には錆も目立ちます。ハブ周りの回転系はグリス感は薄いもののごく滑らかで好調、またFチェーンリング/Rスプロケの摩耗とチェーンの伸びが僅かしか無い事から考えると殆ど距離を乗っていない車体だと思われます。

取り敢えず消耗品で有る前後のタイヤ、ブレーキシュー、ブレーキとシフトのケーブル類を一式全て交換することにしました。メカは現行アルテグラの前身である6200系のシマノ600EX-SISが搭載されており、ロード用最上位のDuraAceに次ぐグレードなので材質や精度、質感はなかなか良好です。この頃のシマノのパーツは日本製で加工精度も良くきちんと作られている印象。Wレバーシフト仕様で2X6段の駆動系を含めて設計自体が古いですが、全体としてクラシカルな印象を作り出しています。

パーツの痛みが少ないため今回は使えるパーツはほぼそのまま継続使用とし、より新しい世代の部品との交換は先送りして乗りながらカスタマイズの方向性を見極めてじっくりと詰めて行くことにしました。ただギア比が如何にも当時の仕様らしく高速寄りの豪脚仕様なので、20年来のMTB乗りでワイドレシオを活かして登りでは軽いギアをくるくる回すスタイルに慣れ切った身にはかなり辛い感じです。ですのでそこだけは早期に変更してやる必要が有りそうです。

次回からは分解整備編に入ります。毎日少しずつ作業を進めています。

(当時の)エアロ形状のブレーキレバー STIでは無いのでコンパクトです

ブレーキキャリパーは光沢を保ち綺麗なまま、ガタも皆無 シューは要交換

クラシカルなベル 錆が目立つのでベルはポリッシュ、レバーは塗装する事に
Wレバー インデックス機構SIS採用の最初期の製品

クランクも比較的に綺麗、ギアの摩耗も最小限 F52/42T

ボスフリー式の6段スプロケット13-21T 駆動系はUG(UniGride)仕様

洗車中 パーツクリーナー、中性洗剤、クレンザー等で汚れを落とします

全体の大まかな汚れは家庭用洗剤で 緑の液体はマジックリン

洗車後 かなり綺麗になりました


前から

後ろから 大きなリフレクターが昔っぽいです CATEYE製

ハンドル周り バー下側が水平になるようにセットされています

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